2009年6月27日土曜日

続:開発日記

先日の新型UIに関してはほぼ完成し、現在管理人のUIを変更しようと色々画策しています。管理人UIのバージョンアップを以て、次のバージョンアップはβ3.x世代にする予定でした。

しかし、最近、とりあえずプレイヤのアップデートを先にかけようかなぁという迷いがあります。何故かと言うと、実験準備の方が忙しく、ちまちまやっていはいるものの、なかなか開発にまで手が回らないってのが現状だからです。

恐らくこのペースでやって7月半ばか後半にはリリース出来ますが・・・。ある程度バグがあっても最新のものが欲しい!という意見があれば、stableと切り離してlatestバージョンを公開するつもりです。

2009年6月18日木曜日

新しいプレイヤUI

新しいプレイヤUIを開発しています。近日中に公開します。

イメージとしてはQTに近い感じになります。更にドラッグでウィンドウサイズの変更等も行えるようにする予定です。

2009年6月17日水曜日

Vectorユーザ登録

Vectorのユーザ登録を完了しました。

今後、大学のwebからVectorにダウンロードを移行する可能性が高いです。よろしくお願いします。

2009年6月15日月曜日

DSJ2009レポート

Digital Signage Japan 2009 に行ってきました。

私は11日に参加しました。

同時開催はINTEROP, RSA CONFERENCE, IMCなど。DSJ2009についてはいくつかメディアが報道されているのでそのリンクを拾います。

電子看板、携帯やセンサーとも連動 デジタルサイネージジャパン2009開幕

薄型、人型、大画面・・・ 写真で見るデジタルサイネージ2009

大画面からテーブル型まで幅広く提案する大日本印刷 デジタルサイネージジャパン2009

特に驚いたのが、100インチを超えるPanasonicのデジタルサイネージ

IT-PLUSの画像を引用

液晶で、しかもタッチパネル操作可能なので、色々インタラクションできます。これでXonolithとか動かしてみたいです。

他には乳白色から透明に変わるスクリーン(記事中段のあたり)とか。きっとショウウィンドウとかに使ったり、一次的なプロジェクタスクリーンとしての利用するとかね。

沢山あるけど、この辺で。総評としては、デジタルサイネージはマネタイズが進んでいる業界だなと思った。デジタルサイネージ業界では、日本国内で初の大規模なイベントとのことで、出展サイドが力を入れていた感じ。

展示を眺めていたら、創作意欲が沸いてきた。たとえ分野が違ってもこういうイベントへの参加はお薦め。単に技術を知るだけでなく、新規性や有意性、そして商業性など、出展者達は巧みに説明してくれる。

Xonolithの実現に向けて、日々精進していきたいと再認識したイベントでした。

2009年6月4日木曜日

デモ発表であった機能要求

やはり色んな人が見れば、色んな意見が貰えるので、良い刺激になりました。もしデモをご覧になった方で、これもつけて欲しいという機能があればコメントを下さい。

  • 最初にURLを登録するのが面倒であるから、最初からお勧め提示とかして欲しい
  • 特定の気に入った動画から、「おすすめ」動画を推薦して欲しい
  • URLクロールでプレイリストを作るのではなくオススメ動画でリスト化して欲しい(類似の動画を気軽に楽しみたいという意見から)
  • ブラウザ上でも動作するようにしてはどうか?
  • 傾向分析で独自のプレイリストが作成されるようになったら、他人とプレイリストを共有してみたい
  • 画面全体に起動して欲しくない(恐らく表示領域を限定&区切るためのウィンドウが欲しい?)

などなど。もっとあったと思うのですが結構忘れてますね・・・。思い出したら加筆しておきます(笑

デモ発表で得られた議論についての雑感

この間、あるコンテストにNicolithの次世代版に関する発表を行ったのだけど、その時に

  • ブラウザを2画面開けば良いじゃん。その中にフラッシュで作っとけば解決じゃない?
  • 画面の面積問題は、ハード的(モニタサイズと解像度)に解決されるんじゃない?
という意見が多く見られた。

まず前者について、極限までの省操作を考えると、ブラウザで開いてFlashを起動再生しておくというのは余計な情報や手間が多いと考えています。デスクトップ上に空気のごとくマルチメディア情報があり、ユーザが欲しい時にシームレスですっと情報を提示してくれるようなインタラクションが理想です。その為にはウィンドウなどの「区切り」はなくしておくことは重要な要素になるので、ウィンドウレスのデスクトップシステムに行き着きました。

後者についてですが、私は24インチ(1920*1200)のワイドディスプレイを使っています。ちょうどA4サイズの書類が縦に二枚並べられるサイズです。確かにこのサイズであれば、ブラウザを2画面開く事は容易なことです。しかし、ブラウザ2画面開けて、更に邪魔にならないよう、快適にアクセス出来るような情報提示手法があれば、そちらを使った方がより有益なインタラクションができると考えます。
それと、ウェブブラウザは「できること」が多すぎて、リテラシの低い人には起動する事すら躊躇われるものになってしまいました(うちの母とか)。あえて機能を「マルチメディアを楽しむ為のシステム」と限定する事で、利用目的の明確化、簡単な操作の実現、そしてそれから生まれるリッチなエクスペリエンスを創出することができるのではないでしょうか。


と言った所です。確かに、ブラウザで全て解決出来ればインストールという非常にコストの高い作業を省略できたりと、利点が多い事も確かです。理想としては、ブラウザ版とデスクトップ版の両方を提供することで、相容れないユーザニーズの両方に対応していくことです。

実際に動いているシステムを見てもらい、その場でディスカッションするのはとても楽しく、勉強になりました。ご参加頂いた方々には、改めて御礼申し上げます。

2009年6月1日月曜日

開発記録 @ Adobe AIR

Nicolithシリーズの軽量化を図るべく色々調査していました。その結果判った事を幾つか書いていきます。

  1. ベクター描画をしているコンポネントに対するDropShadowEffectはとても重くなる
  2. リサイズ自体は思ったより(あくまで思ったよりは)パワーを喰っていない
  3. 再配置にはパワーを喰われる

  4. setChildIndex処理は意外と重い
  5. setChildIndex処理は、インデックス位置に変更が無くても、無駄に処理される。(MOUSE_MOVEイベントで処理していたのでアホみたいに繰り返し処理されていた)→MOUSE_OVERイベントに修正+特にインデックスに変化が無い場合は処理しないように変更
  6. 描画領域外でのアニメーション処理はきっちりと処理されるので領域外ではアニメーションをオフする処理を明記する必要がある
  7. マウスに連動するアニメーションをするときはstartDelayをかけることによって、不用意なアニメーションを避ける事が出来る。
  8. 大量にアニメーションさせる場合、durationにばらつきを持たせると、負荷が分散されて若干体感速度が良くなる場合がある。
当たり前の事だとは思うのだけど、折角色々調べたので、備忘録としてきちんと書いておく。

画面外にあるオブジェクトのリサイズや画面外→画面外への移動を行う場合、アニメーションをカットする等の処理をする必要とかもある。勝手に描画を省略するかと思いきや、普通にアニメーションしてました。

この辺をカットしていく事で、少しは軽いバージョンを公開出来ると思います。